境木地蔵尊は、旧東海道の権太坂の頂上にある、地蔵菩薩が祀られている仏堂です。
境木地蔵の由来
この地蔵は、鎌倉腰越の海岸に漂着したもので、引き上げた漁師の夢枕で、「この私(地蔵)を江戸に運んでくれたら、この海を守る」と告げられ、漁師たちは、江戸へ運ぼうとしましたが、この境木で動けなくなり、地蔵を安置したところ、村が繁盛したということです。
ここは、武蔵国と相模国の国境にあたった場所で、その印の木が建てられていたことからついた地名と言われています。
難所と言われた権太坂を上りきったところにあったため、江戸時代には茶屋などが数多く立ち並び賑わっていたと伝えられています。
取材場所詳細
場 所: 境木地蔵尊
住 所: 横浜市保土ケ谷区境木本町2-17 ★地図