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第81回 幕末歴史探索・本覚寺

    ■濱っ娘のぶらり横浜観光 本覚寺[Youtube動画]

    神奈川区高島台にある本覚寺は、1226年に臨済宗とし て創建されたと伝わるお寺です。

    本覚寺

    東海道と神奈川湊を見下ろす高台で交通の要衝にあることから、 戦国時代にはこの一帯が合戦の戦場にもなりましたが、1532年に曹洞宗の寺として再興されました。

    幕末の横浜開港後は神奈川宿周辺の寺院は次々に外国の領事館になりましたが、 アメリカ総領事のハリスが神奈川湊(港)を見渡せる本覚寺からの景色を気に入り、アメリカ領事館となりました。
    アメリカ領事館の接収の日には領事館員らによって境内の松の木に星条旗が掲げられ、シャンペンをぬき、合衆国国歌を合唱したといわれています

    本覚寺山門

    さらに山門は白いペンキを塗られましたが、これは日本で最初のペンキ塗装であり、現在も山門にうっすらと当時の白いペンキの跡を見ることができます。
    生麦事件の時には負傷したイギリス人が逃げ込み、アメリカ人医師のヘボン博士によって治療を受けました。

    本覚寺

    アメリカ領事館としての期間は3年間でしたが、着々と日本との交流の基盤を築いていました。

    取材場所詳細
    場   所:本覚寺
    住   所:横浜市神奈川区高島台1-2 ★ 地図