江戸時代、身分の高い者が宿泊する本陣に対し、旅籠(はたご)は旅人や一般庶民も宿泊できる旅館のような施設です。
宿泊者が限定される本陣と違って、多くの人々が利用できるので、東海道の往来の増加に伴い、本陣よりも賑わいがあったそうです。
1842(天保13)年の記録によると、保土ヶ谷宿の旅籠屋は69軒もありました。
当時の旅籠本金子屋は、建坪79坪(約260㎡)で客室数は13とあります。
現在は1869(明治2)年に建てられた建物を、子孫のかたが大切に居住されています。
当時のままの格子戸や通用門に、長い歴史を感じさせられます。
取材場所詳細
場 所:旅籠本金子屋跡
住 所:横浜市保土ヶ谷区保土ヶ谷1 ★ 地図