保土ヶ谷区を通り横浜駅東口で横浜港に注ぐ帷子川には、江戸時代に東海道が通っており、橋が架けられていました。
その帷子橋は、安藤広重の「東海道五十三次之内 保土ヶ谷」に描かれていたり、歌や俳句に詠まれるなど、保土ケ谷宿の風景として有名でした。
また、『新篇武蔵風土記稿』の帷子町(保土ケ谷宿のうち)の項には、「帷子橋 帷子川二架ス板橋ニテ高欄ツキナリ、長十五間、幅三間、御普請所ナリ」と書かれています。
1956(昭和31)年、帷子川の河川改修工事によって、川筋が100m程東側に移動されたため帷子橋の位置も変わりました。
かつての帷子橋の跡地は、相鉄線の天王町駅前公園の一部に復元されています。
取材場所詳細
場 所:旧帷子橋
住 所:横浜市保土ヶ谷区天王町2-45 ★ 地図