現在の都築区センター北駅周辺で1972(昭和47)年に発掘調査によって遺跡が確認され、大塚・歳勝土遺跡といわれるようになりました。
大塚遺跡には、弥生時代中期の環濠集落がありました。環濠集落とは外敵の攻撃を防ぐために、ムラの周囲に堀(濠)をめぐらした集落のことです。
当時は水稲耕作を中心に、竪穴住居や高床式倉庫などを備えて100人くらいの住民が暮らしていました。
歳勝土遺跡には、主に大塚遺跡の住民のお墓である方形周溝墓群があります。
方形周溝墓とは低い四角形の盛り土と、その四辺を溝で囲んだ形をしており、家族のお墓であったと言われています。
1986(昭和61)年に国の史跡に指定されました。発見された遺構は復元・保存されて「大塚・歳勝土遺跡公園」として整備されました。
復元された住居などから今から約2000年前の暮らしぶりが感じられます。
横浜市歴史博物館も隣接されて、様々な歴史に接することができます。
取材場所詳細
場 所:横浜市歴史博物館
開館時間:午前9時~午後5時
休館日 :毎週月曜日・年末年始
入館料 :一般 400円 高・大学生 200円 小・中学生 100円
(毎週土曜日 高校生以下無料)
横浜市都筑区中川中央1-18-1 ★ 地図