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第10回 日本の近代水道発祥の地「水道記念館(西谷浄水場)」

    横浜と海老名を結ぶ相鉄線の上星川駅から長い坂道を登って行くと、緑に囲まれた西谷浄水場があります。
    正面入り口の噴水をバックにひときわ目立つ洋館が水道記念館です。 この記念館は横浜水道創設100周年を記念して1987(昭和62)年に開設し、水道の歴史 や仕組みを 楽しく分かり易く解説しています。水道創設当時からの資料や設備もあり、子供から 大人まで学習 できる場になっています。

    横浜は日本の近代水道発祥の地でもあり、その歴史は横浜開港に関連しています。
    1859(安政6)年の開港をきっかけに、横浜は外国人を始め人口が急増しました。 しかし埋立地を中心に街が作られたため、井戸を掘っても水が塩辛く、飲み水として は不向きでした。 木製の水道設備はありましたが、衛生面などでも十分な機能は果たせず、横浜の水問 題は深刻化 してきました。

    水道記念館

    そこで神奈川県がイギリス人技師パーマーに近代水道の調査を依頼しました。
    1887(明治20)年、日本で初めての鉄管による水道が完成し、相模原川上流の水源地から 横浜市内の鶴ケ峰を通り、野毛山配水池まで太い水道管が引かれました。
    今でも“水道道”という道路の名称は残っています。

    西谷浄水場は1915(大正4)年に設立されました。
    国登録有形文化財にも指定された当 時の建物も 残っています。水道記念館の庭園は高台にあるため、みなとみらい方面などの眺望が 広がります。
    ユニークな水飲み場や広場があり、館内以外にも十分楽しむことが出来ます。

    水道局番外編——————–

    えりなちゃんがすごく気に入った「水缶」横浜市水道局のキャラクターはまぴょんもプリントされていてとてもきゅーとな缶です。

    水缶は横浜市水道局から販売されている災害時用備蓄用飲料水です。
    詳しくは横浜市水道局HPをご覧ください。

    取材場所詳細
    場所:水道記念館(西谷浄水場)
    開館時間:午前9時~午後5時 
    休館日:4月~8月 第1月曜日 9月~3月毎週月曜日・祝日の翌日(土・日を除く)
    入館料:無料
    住所:横浜市保土ケ谷区川島町522番地 ★地図